今縁のある会社で口を酸っぱく言われているのが「自分がお客さんになるな」ということ。
要は自分がお金をもらってサービスを提供する側なんだという明快な指針です。

これはこれでとても納得します。

しかし、自分がお金を払ってサービスを受けるお客さんであっても、決して受け身ではいけないと思うのです。

こういうことができるようになりたい、これがほしい
自分が自分のニーズを満たすものを自分に提供するという意識を持って取り組むこと
質問をする、意見をいう、改善の提案をする…参加する側、作っていく側に廻ろうとしない限り、そこにお金を払い、時間を費やす価値はないのかもしれません。
セミナーで話を聞きました、本を読みました、でもずーっとずっと変わらない人がたくさんいます。
その一つは、自分というクライアントに対して”お客さん気分”が抜けていないからではないでしょうか。

さらに、ほかの人サービスを提供する側になるなら、一歩先にいって参加してくれる人を増やす、相手をモチベートする、くらいまでいかなければいけないと考えます。

そのために必要なのは、ニーズを明確にすることです。
払う対価に対して、その求めるものが手に入るかどうか。
「誰か」や「何か」ではなく、「この人」、「こういう状態」、「こんな気分」具体的なものを思い描き、そのためにお金と時間と労力をかけることです。

かくいう自分もまだまだ出来ているとは言えません。

しかし、「自分の人生を生きる」ためにも、こういう主体的な考え方で日々過ごしていきたいという気持ちを新たにしました。